流鉄の5000系電車「あかぎ」が引退します。 「さようなら記念運転」を実施 千葉県流山市の流山駅と千葉県松戸市の馬橋駅を結ぶ流鉄は2025年8月5日、5000系電車の「あかぎ」を廃車にすると発表しました。 拡大画像 流鉄5000系電車「あかぎ」(画像:写真AC). なお、5000系の導入によって2000系と共に終日2両編成化及びワンマン運転が開始され、これにより流鉄では原則として3両編成運用が無くなった。 カラーバリエーション 1200系、2000系に次いで3代目「流馬」となった5000系5001編成。
総武流山電鉄3000形電車(そうぶながれやまでんてつ3000がたでんしゃ)は、流鉄が総武流山電鉄時代の1999年に西武鉄道(西武)から譲受して運用を開始した通勤形電車。
本項では、2010年から運用を開始した流鉄5000形電車(りゅうてつ5000がたでんしゃ)についても記述する。
3000形
在来車1200形・1300形の置き換えのため、1999年に西武旧101系の4両編成2本を3両編成化して譲受したもの。2000形に続き側面にN字形の帯を配したデザインとなっている。3両編成化に際し、種車のうちモハ101形偶数車に、クハ1101形偶数車の運転台を接合して先頭車化を行っている。形式は、馬橋寄り車両が制御車クハ30形、中間車が主制御器と菱形パンタグラフ2基を装備した電動車モハ3100形、流山寄り車両が制御電動車クモハ3000形である。なお、本系列は西武旧101系で唯一の他事業者への譲渡事例である。なお、置き換え対象となる1200形・1300形は元々1987年まで西武線で運用されてきた501系・551系を改造したものであり、西武線での世代交代を12年ぶりに総武流山電鉄で再現した形となった。
2010年1月20日の全列車2両編成化により定期運用から離脱し、「流星」は同年8月29日、「若葉」は2011年5月15日のさよなら運転をもって運用を終了し、廃車となった。
3000形 編成表
所工:西武鉄道所沢車両工場
5000形
つくばエクスプレス開業後の流山線の合理化の一環として、定期列車を終日ワンマン運転の2両編成とするため、2009年以降に西武新101系の2両編成を譲受したもの。3000形とは編成の向きが逆である。編成両車とも制御電動車で、形式は馬橋寄り車両がクモハ5100形、流山寄り車両が主制御器と菱形パンタグラフ2基を装備したクモハ5000形である。
西武鉄道の武蔵丘車両検修場にて外装のみ流鉄仕様に変更した上で流山検車区に搬入、その後日本電装の出張工事により各種改造が行われた。具体的にはワンマン化・バリアフリー化や各種保安装置の変更、外観としては前面の愛称板の取付と行先表示器のLED化、種別表示器の内容変更(「ワンマン」「各駅停車」「BEER列車」などが含まれるものへ)などが行われている。
2009年に5001編成が武蔵丘車両検修場で改造され、6月17日に流鉄カラーとなり同所から南入曽車両基地まで移動の後、6月22日甲種輸送された。2009年度冬からの運行開始が駅の掲示板で告知され、2010年1月20日、3日後のダイヤ改正に先立って営業運転を開始した。その後2013年までに全5編成が導入され、在来形式をすべて置き換えた。
なお、5003編成は2011年6月5日に開催された「西武・電車フェスタ2011 in 武蔵丘車両検修場」にて、塗装変更後の状態で展示されている。
導入後の変化
塗装変更
竣工から10年ほど経つと全般検査に伴い車体の再塗装が行われるが、これを機に塗色を変更した編成がある。
5001編成は2017年7月30日のさよなら運転をもって「流馬」としての運転を終了。全般検査とあわせて塗装を変更し、2018年8月20日の試運転の後、同23日より「さくら」として営業運転を開始した。
5002編成「流星」は2019年夏に白帯での運転を終了。帯色を白から青へ変更し、2020年1月20日の試運転の後、同21日より営業運転を再開した。
5004編成「若葉」は、2021年秋に従来の塗色での運転を終了。車体色を黄緑地の白帯から翡翠色地の濃緑帯へと変更し、2022年11月22日の試運転の後、12月1日より営業運転を再開した。同時に車内のつり革の一部が緑色に変更されたほか、これまで全編成で黒色だった表記文字が白色に変更された。
なお、5003編成「あかぎ」・5005編成「なの花」はそのままの塗色で全般検査を行っている。
混色編成(オムライス電車)
2021年から2024年にかけて、「あかぎ」「なの花」の編成を組み替えた混色編成が運転されていた。これは2021年11月に、5005編成「なの花」の不具合と5003編成「あかぎ」の全般検査などが重なって編成が不足したことに起因する。このとき先に検査を終えたクモハ5003(赤色)と、問題のなかったクモハ5105(黄色)によって、流山方から赤色+黄色となる混色編成が組成され、11月29日の試運転の後、同30日より営業運転を開始した。当初は特に名前が定まっていなかったが、2022年6月以降、公式Webサイトのお知らせにて、両車の塗装をケチャップと薄焼き卵になぞらえ「オムライス電車」の名称が使用されている。
2022年2月にはクモハ5005(黄色)の修理とクモハ5103(赤色)の検査が終了したが、混色編成が好評だったこともあってそのまま流山方から黄色+赤色の混色編成を組成した。2月19日に試運転を行い、同日中に営業運転を開始。
混色編成はその後、2023年8月に5005編成「なの花」の検査入場に伴い運用を終了。再び編成を組み替え、5003編成「あかぎ」は8月30日に試運転を実施、31日より営業運転を再開した。5005編成「なの花」は全般検査の後、2024年10月28日に試運転を実施、30日より営業運転を再開している。
その他
5003編成「あかぎ」は2024年8月に形式・検査等の車体表記の文字が白色に変更された。
5005編成「なの花」は2024年の全般検査に際して屋上の通風器を全て撤去した。
廃車
老朽化に伴い、2025年9月14日の5003編成「あかぎ」の退役を皮切りに、JR東海から中古購入した211系6000番台により置き換えられる予定である。
編成
5000系 編成表
所工:西武鉄道所沢車両工場
東急:東急車輛製造
当初のカラーバリエーション
塗装変更後の姿と混色編成
脚注
注釈
出典
参考文献
- 寺田裕一『ローカル私鉄車輌20年 路面電車・中私鉄編』JTB(現、JTBパブリッシング)〈JTBキャンブックス〉、2003年4月。ISBN 4-533-04718-1。
関連項目
他社の西武新101系譲渡車
- 上信電鉄500形電車
- 秩父鉄道6000系電車
- 伊豆箱根鉄道1300系電車
- 三岐鉄道751系電車
- 近江鉄道900形電車・100形電車
外部リンク
- 車両図鑑|流鉄 – 流鉄公式サイトでの紹介
- 3000形
- 5000形
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流鉄がJR東海から譲り受けた211系電車の営業運転開始は来年度2026年度以降の見込みになった。流鉄が今年2025年8月26日に公表した2025年版の安全報告書で示唆した。. 現在、譲渡された211系は流山駅構内に留置されており、営業運転に向けた準備が進められているようです。 211系は3扉の車両であるため、今後の流鉄の輸送力やサービス向上に貢献することが期待されます。 211系導入により5000形が置き換えられる流鉄